車中泊におすすめのポータブル電源とは? 種類や選び方

車中泊におすすめのポータブル電源とは? 種類や選び方

renogys blog 2023/09/26
目次
  1. 車中泊にポータブル電源をおすすめする理由
  2. 車中泊でのポータブル電源の選び方
    1. サイズから選ぶ
    2. 容量の大きさから選ぶ
    3. 出力の大きさから選ぶ
    4. 出力ポートの数や種類から選ぶ
    5. その他便利な機能から選ぶ
  3. 車中泊におすすめのポータブル電源
    1. 車中泊におすすめのポータブル電源:RENOGYポータブル電源 1000 | リン酸鉄リチウムイオンバッテリー
  4. サブバッテリーシステムの導入も検討しよう
  5. 大容量のサブバッテリーシステム
  6. まとめ:車中泊をより快適に。ポータブル電源があれば、車はもはやセカンドハウス!

近年のキャンプブームと関連して、車の中に泊まりながら旅をする車中泊にも注目が集まっています。一見、手軽な車中泊ですが、それなりの準備を行い、快適さを確保するのがポイントです。そんな車中泊において、あると便利なアイテムがポータブル電源です。

この記事では、ポータブル電源が車中泊におすすめの理由と、車中泊に適したポータブル電源の種類や選び方について解説します。

車中泊にポータブル電源をおすすめする理由

車中泊において課題になるのが、夏の暑さや冬の寒さへの対策です。もちろん、車内を締めきってエアコンを入れれば快適です。しかし、エンジンを切った状態でエアコンをつけていると、じきに車のバッテリーが上がってしまいます。かといって、一晩中空調のためにエンジンをかけたままだとガソリン代もかさむ上、エンジン音や排気ガスで近隣の迷惑になる可能性があります。

そんなときにポータブル電源があれば、夏は扇風機や簡易エアコン、冬は電気毛布などの暖房器具を使い、より快適に過ごすことが出来ます。ポータブル電源は、駆動音も静かで排気ガスも出ないため、車内でも安心して使えます。また、走行中には車載のシガーソケットに接続するなどして充電もできるので、車中泊にはもってこいのアイテムなのです。

車中泊でのポータブル電源の選び方

ポータブル電源も最近では多くの製品があり、どれを買えばいいのか迷ってしまうこともあるでしょう。選ぶ際に見るべきポイントについて順を追って解説します。

サイズから選ぶ

車中泊では、人が車内で横になって寝るスペースを確保しなくてはなりません。そのため、積む荷物はできるだけコンパクトにするのが鉄則です。車中泊に使うポータブル電源も、できるかぎりコンパクトで、積み下ろしをする際の持ち運びのしやすさも考慮して選びましょう。

容量の大きさから選ぶ

ポータブル電源は容量が大きいほど、消費電力の大きい電化製品、または、多くの家電製品を長時間使うことができます。ポータブル電源の容量は通常wh(ワットアワー)で表記されます。例えば容量が1000whならば、消費電力が1000wの電化製品を1時間稼働できる、という意味になります。

ただし、ポータブル電源は容量が大きいほど、サイズは大きく、重量も増えます。車中泊で使いたい電化製品の消費電力と、使用時間を考慮に入れ、なるべくコンパクトなポータブル電源を選ぶと良いでしょう。車中泊で1泊~2泊する場合、500wh~1000wh程度の容量が目安となります。

出力の大きさから選ぶ

容量と並んでポータブル電源の性能で重要なポイントが、出力です。出力には、定格出力と最大出力(または瞬間最大出力)があります。定格出力とは、電源が安定的に出し続けられる電力の量です。電化製品の消費電力が定格出力以下であれば、その電化製品を使うことができます。

最大出力は瞬間的に対応できる電力の量です。電化製品は起動時に、瞬間的に消費電力よりも大きい電力(起動電力)を必要とします。そのため、最大出力は起動電力よりも大きくなければなりません。このように、電化製品の消費電力、起動電力に対応する定格出力や最大出力も考慮に入れる必要があります。

出力ポートの数や種類から選ぶ

出力ポートとは、電源から電化製品に電力を供給する差し込み口のことです。ポータブル電源には、さまざまな電化製品に対応できるよう、出力ポートの数や種類が多く実装されています。主な出力ポートには、以下に挙げるようなものがあります。

◆ACポート(コンセント)

家庭用の電源コンセントと同じで、自宅で使用している扇風機やパソコン、その他あらゆる家電製品に対応します。汎用性が高く、ポータブル電源には必須の出力ポートです。2つ以上あると便利です。

◆USBポート

一般的なUSB-typeA、最近のスマートフォンの接続に使われるUSB-typeCなど、主にスマートフォンやPCの充電用に便利な出力ポートです。数が多ければ、同時に複数台の充電ができます。

◆シガーソケット

車内のシガーソケットと同じで、車載用のデバイスに対応します。

◆DCポート

主にDC5521規格に対応するポートが多く採用されています。日本ではDCポート対応の電化製品は少ないですが、もし接続できれば、DCポートの方がACポートよりも電気のロスが少なく、省エネになります。

その他便利な機能から選ぶ

ソーラーパネル(またはソーラーチャージャー)に接続できれば、自家発電で充電することができます。他には、防水機能やライト機能があるとアウトドアのあらゆるシーンに対応できて便利です。

車中泊におすすめのポータブル電源

車中泊におすすめのポータブル電源と、走行充電器を利用したサブバッテリーシステムについて説明します。

車中泊におすすめのポータブル電源:RENOGYポータブル電源 1000 | リン酸鉄リチウムイオンバッテリー

RENOGYポータブル電源 1000

容量998.4Wh、出力2100Wと充分な容量と出力を備えています。充電はソーラー、AC電源、シガーソケット、また、出力もAC電源、USBポート、CIGポートと充実しています。車中泊からキャンプまで対応できる、アウトドア全般に最適なポータブル電源です。単相並列キットを使用して本製品を2台接続し、容量をアップすることもできます。

サブバッテリーシステムの導入も検討しよう

ポータブル電源だけでは車中泊に容量不足を感じる方には、走行充電器を利用したサブバッテリーシステムの導入をおすすめします。

走行中に、車載のオルタネーター(発電機)と、付属のソーラーパネルの両方から発電された電気を、付属の走行充電器を介してサブバッテリーに充電します。エンジン停止中は、走行中に蓄電されたサブバッテリーを付属のインバーターを介して電源として使える仕組みです。 車中泊におすすめのフルセットは「RV向け蓄電セット 100Wフレキシブルソーラーパネル 1枚+MPPT走行充電器30Aセット」のページをご参照ください。

RV向け蓄電セット 100Wフレキシブルソーラーパネル 1枚+MPPT走行充電器30Aセット

大容量のサブバッテリーシステム

上記で紹介したフルセットでもまだ容量不足の場合は、ソーラーパネル、バッテリー、インバーターそれぞれをさらに容量アップした大容量のサブバッテリーシステムもあるのでご紹介します。

◆ソーラーパネル

・フレキシブルソーラーパネル 200W https://renogy.jp/rsp200db-72/

フレキシブルソーラーパネル 200W

◆バッテリー

・CORE シリーズ 12.8V 200AH リン酸鉄リチウムイオンバッテリー https://renogy.jp/RBT12200LFP/

CORE シリーズ 12.8V 200AH リン酸鉄リチウムイオンバッテリー

・REGOシリーズ 12V 400AH リン酸鉄リチウムイオンバッテリー(専用アンダーソンケーブル付き) https://renogy.jp/RBB12400LFPL-0140SR/

REGOシリーズ 12V 400AH リン酸鉄リチウムイオンバッテリー(専用アンダーソンケーブル付き)

◆インバーター

・正弦波インバーター2000W 12V 50/60HZ切替可能 https://renogy.jp/RIV1220P2-10S/

正弦波インバーター2000W 12V 50/60HZ切替可能

まとめ:車中泊をより快適に。ポータブル電源があれば、車はもはやセカンドハウス!

車中泊のクオリティをグンと上げてくれるポータブル電源。容量、サイズ、出力、利便性などを考慮して、自分にあった商品を選ぶことが重要です。車中泊以外でも、キャンプや災害時などにも役立つアイテムです。今回紹介した内容を参考に、ポータブル電源やサブバッテリーシステムを検討してみてください。